飲み食いの記録を残そう

kskcom.exblog.jp
ブログトップ

カテゴリ:外食 【フランス料理】( 4 )


2005年 08月 29日

2005年8月 『山猫軒』@東京/阿佐ヶ谷 【フランス料理】

実はこのお店のシェフ、1年くらい前に『潮州』でメシ食って飲んでたら隣り合わせて、
『潮州』のお店の人が紹介してくれたことがある。
その時にお店の名刺をもらったので休日のランチに何度か行こうと試みたんだけど、いずれも満席。
この日は運良く席が空いていたのでちょっとリッチなランチを食うことになった。
阿佐ヶ谷のラピュタにある店はひっそりと静かな場所にあって落ち着くのだが、
店の中は店の中でとても心地よい空間。

メニューはコースのみで、1番安い『Menu A [前菜+主菜+プチデザート]』(2,000円)を選ぶ。
まずは前菜の数種から選んだ『千葉県館山活〆スズキのカルパッチョ 冷たいラタトゥイユ添え』。
グラスワインの白なんかを飲みつつ。

c0023252_23514479.jpg

これは美味しかった。
素材そのものが美味しいのはとても大事だけど、こういうアレンジを加えて食うのも実に良い。
カルパッチョって居酒屋のあんまり美味しくないイメージが強かったけど、
それなりに根付いている料理はやはり旨い物も食ってみるべきだと改めて思った。
しかし食材への無知もあるが、フレンチとかって旨さを上手に表現するのが難しいなぁ。

そして続いてはメインの『霧島高原豚ロースの網焼き まほろ市場のサラダ添え』。

c0023252_021443.jpg

単純に焼いただけだろ・・・と思いきや、これもまた結構旨い。
炭火で焼いているのだろうか?香りがとても良かったし、ソースも美味しかった。
肉の焼き具合も良く、豚の旨味がうまく肉のなかに詰め込まれていると言うか。

それにしても思うのはこの「網焼き」の良さ。
最近家でイベリコを始めとして肉を焼く機会が多かったが、
フライパンで焼くとどうしても自身の脂で肉の表面に焦げと脂の風味がついてしまいがち。
(勿論その風味によって旨くなることもあるのだろうけど)
「肉そのものの風味を味わうなら鉄板焼きより網焼きが良い」そう言いたい気にもなるけど、
恐らく鉄板焼きには鉄板焼きの良さがあることだろう。
それを見つけるのは自分の中に課題としてとっておこうか。

そして最後にデザートとハーブティー。

c0023252_0172337.jpgc0023252_0181429.jpg

ハーブティーは香りが良い意味で強くて印象的だった。
外で飲む飲み物は大体酒オンリーなんだけど、飲み物にだって僕の知らない旨い物がまだたくさん有るのだろうな。

昼にしちゃそりゃ安くは無いけど、お店の感じ、料理ともに満足。
今度は夜の営業にでも行ってみようかな。

■お店のホームページ■
Restaurant YAMANEKO-KEN
[PR]

by ksk_com | 2005-08-29 00:30 | 外食 【フランス料理】
2005年 05月 03日

2005年4月 『レストラン ハシモト』@東京/荻窪 【フランス料理】

以前に2回ほど来たことのあるフランス料理店。
シェフは銀座の有名店の出身だそうな。
が、そちらの店には行ったことは無いのでその肩書きの価値とかはわからんのですが。

この日は優雅にランチでの訪問。
1番安いコースが1,600円というのは安くは無いが、
本格度の高いフレンチをこれで食えるというのは考えようによっては悪くない。
とりあえずその1番安い『MenuA』(1,600円)を。
構成は、「本日のポタージュ」「主菜」「デザート」「カフェ」。
休日ということもあってワインも飲みたくなったのでグラスワインの赤(500円)を1杯だけ。

まずはこの日のポタージュ、人参の冷製スープ。

c0023252_18134218.jpg

ちょっとカメラの設定の問題で、この写真だけ色があんまり出ていないかも。
牛乳だか生クリームだかよくわからないが、人参が勝ち過ぎず飲みやすいスープ。
美味しいです。

メインは羊、豚、ペンネ、鴨、牛、魚と6種類あったが、
その中から『仔羊のグリエ ニンニクとパセリの香り』をチョイス。

c0023252_18214144.jpg

おお、これは旨い!
羊は下味が付いていて、臭みが取り除かれていながら羊の旨味はしっかりと。
ソースは色は美しくないけど、羊とよく合う感じ。
付け合せのエリンギと空豆の炒め物も美味しい。
羊の肉の下にジャガイモのピューレがあったが嫌が応にもソースと混ざってしまうので、
盛り付ける場所を分けて出してくれた方が個人的には良かったかな。

ちなみに「グリエ」というのは「グリル」のフランス語読みのようで、焼き網の上で焼く調理法だそうな。
家に帰って調べるまで知らなんだ。

最後はデザート。
ショコラのケーキと蜂蜜風味の牛乳のシャーベット。

c0023252_18314638.jpg

ここは以前ランチで食った時も思ったが、デザートにも手抜きが無い。
この値段のランチでこんなのが食えるとは本当にビックリです。
シャーベット、初めて食べる味だったけどサッパリした風味で実に美味しい。
ケーキは若干軽めで、もう少しズッシリと思い感じの方が個人的には好きかな?

ちなみにこのblogではスイーツは登場してきてはいないが、
僕は甘い物は甘い物も結構好きではある。
が、他のものと比べると優先順位が落ちてしまうのでなかなかね。

夜はまあそれなりの値段になってしまうのだが、
昼にこの値段でこの料理を味わえるのは結構凄いことではないか。
(スイーツ好きにとっては更にその価値も高いのでは)
清潔感溢れる店で、サービスもしっかりしているのでちょっと緊張もしてしまうが、
フレンチにしては高級店ということも無いし、場所も荻窪なのでまあ何とか。
[PR]

by ksk_com | 2005-05-03 01:51 | 外食 【フランス料理】
2005年 04月 30日

2005年4月 『ビストロ レ・プリムール』@東京/新高円寺 【フランス料理】

英字では『Les primeurs』。
新高円寺駅近くにあるこじんまりとしたビストロで、安くて味もなかなかとのことで訪問。

メニューからディナーのチョイスコース(2,625円)を注文。
パスタではなくオードブル盛り合わせにして、
スープは3種類くらいのうち魚のスープを注文。
メインは『鴨もも肉コンフィ』に。
(メニュー構成はぐるなびのページを参照)
デザートとコーヒーは追加注文で、という構成は僕にとっては嬉しい限り。

それにしてもコースでこの価格は手頃で良い。
ハウスワインのボトル(2,300円)を頼んだとしても5,000円に満たない。
まあ「頼んだとしても」と書いたが実際にも注文してしまったのだが。

c0023252_151534.jpg

チビリチビリと飲みながらオードブルの盛り合わせを待とうと思っていたら、
「ワインのおつまみに」ということでつまみの盛り合わせを出してくれた。

c0023252_15175735.jpg

上から時計回りにチーズのムース、自家製ポークリエット、レバーのパテ。
間にあるのはチーズ風味の小さなパイ。
どれもなかなか美味しくて、これだけでボトルを半分くらい空けてしまいそうになったが、
後続を考えてここは我慢。

そしてパンと前菜の登場。

c0023252_15221634.jpg
c0023252_15224542.jpg

写真じゃわかりにくいが、このオードブルの盛り合わせが結構なボリューム!
ボリュームだけを考えれば、これだけでメインディッシュにしてくらいに良いかも。
スモークサーモン、生ハム、鴨のハム、肉のテリーヌ、カニのキッシュ等。

キッシュでカニ入りというのは初めて食ったがこれはなかなか旨い。
肉のテリーヌは、豚ブロック、鴨、仔羊等色々な種類を使っているとのことで、
これは確かに肉欲(言葉がエロいが)を満たすことが出来る。
鴨のハムは初めて食ったが、鴨肉にしみこんだ燻製の香りと肉の旨味で酒がよく進む。
これは面白い。

これだけの盛り合わせだと実に贅沢感があるのだが、(ある意味では安っぽい?)
1度にこれだけの種類を食べてしまうと、次来る楽しみが減るというのは贅沢な話か。
量もこれだけあると、腹が適度に空いた状態でメインを迎える喜びも薄れてしまう気もする。
まあこれも贅沢な話だが、個人的には結構重要なことだと思う。

そしてお次は魚のスープ。

c0023252_15383782.jpg

鯛のアラや甘エビでとったというスープは優しい味。
これも美味しい。
美味しいスープを飲んで癒える瞬間ってかなり好きです。
上に浮いているのはパンを薄切りしたヤツ。

そしていよいよメインの鴨もも肉のコンフィ。

c0023252_1541266.jpg

ちょっとデジカメの色の設定に失敗してしまったが、
もも肉の上にエリンギやらトマトやらを炒めたものが乗っかっており、これも結構なボリューム。
ただ、肉の身はちょっと緩くて、味も鴨の重厚さを期待すると気持ち淡白な感じかな。
こちらの店で食った、肉の繊維の1本1本まで濃厚な旨味が詰まった鴨の印象が強いだけに
「鴨」と思って食うとちょっと物足りないものはある。
まあこれはこの値段のコースだから仕方無いかな。

そうそう、最後に2種類のチーズ盛りまでサービスしてくれました。
聞いて確認はしなかったが、多分カマンベールとゴーダチーズ。

価格の手頃さを考えると結構満足度は高い店だと思う。
これだけ食って、ワイン1本空けて5,000円に満たないのだからコストパフォーマンスは言うこと無い。
場所も自分にとっては便利なので、また来てみたいと思う店の1つとなった。
今度は違うメインを試してみたい。
[PR]

by ksk_com | 2005-04-30 16:04 | 外食 【フランス料理】
2005年 03月 30日

2005年3月 『BISTROT SANS LE SOU』@東京/西荻窪 【フランス料理(ビストロ)】

読みは『ビストロ サン・ル・スー』。
旨い肉料理と赤ワインの組み合わせがふと恋しくなったのと、
自分の経験の浅い料理分野もドンドン開拓していこう、という思いもあっての初訪問。

「ビストロ」ってことで気取らない店かと思っていたけど、店内は想像以上にキレイ。
堅苦しいキレイさというよりは、手入れの行き届いたというのが相応しいレベルかもしれないが、
あんまりこういう店に来ない自分にとっては。。
自分もこちらで飲食を楽しんだけど、カウンターがあるのは嬉しい限り。

注文はコースのみで、価格は3,990円から5,040円まで。
全体の構成としては、アミューズ、前菜、メイン、デザート、バゲットで、価格は以下のようにして決まる。
・前菜の種類(20種類くらい?)によって値段が決定
・メインディッシュ(魚、肉合わせて10~15種くらい)は、種類によってプラス料金発生

前菜から「豚足、豚耳、豚コメカミ肉のパートブリック包み焼き」みたいなヤツと、
メインは「牛ホホ肉の赤ワインソース煮込み」のようなメニューをチョイス。
(前菜でコースの値段は4,410円に決定、メインで100円増し。。)
この日はラストオーダーが近い遅い時間だったこともあって、
「デザートを抜きに出来ないか」とのこちらのリクエストを受けてもらえ、
その分ここから多少安くしてもらうことが出来ました。

飲み物はどうせグラスで飲んでもそれなりに飲んでしまうので、
赤で2002年のメルローのボトル(3,350円)を頼んで、その後の値段や量を気にしないことに。

まずはアミューズ。

c0023252_15511948.jpg

これはキッシュというヤツかな。
前にも食ったことがあるものなので、名前くらいはなんとか。。
ただ、あまり食ったことがないこともあり、何を使ってどういう味付けをしているかよくわからん。
卵、生クリーム、タマネギ、ベーコンとかは間違いなかろうが。
が、あまり食わないだけに逆に新鮮味があって良い。
美味しいね。

続いては1番楽しみにしていた「豚足、豚耳、豚コメカミ肉のパートブリック包み焼き」のようなもの。
(「ようなもの」と言うのは、正式メニュー名を忘れてしまったので・・)
サーヴ時のものと、食べて形を崩したところで中身を撮影したもの。

c0023252_155981.jpg
c0023252_1559369.jpg

こりゃあ、旨い!!
まわりのパートブリックというのは初めて食べたが、これは確かに春巻きみたい。
チュニジア料理が発祥というのが面白いね。
このサクサクに焼けたパートブリックと、中のゼラチンたっぷりの豚肉が絶妙に合う。
経験値が低いので、味を言葉でうまく語れないのが残念。
いや、でもとにかく素晴らしいんだ!!
かなり好みにハマる料理だったので、メインの前にワインを飲み尽くしてしまわないように注意したくらい。(笑)
これは是非また食ってみたいぞ。

さて、いよいよメインの「牛ホホ肉の赤ワインソース煮込み」のようなモノ。

c0023252_16181256.jpg

もうちょっと荒々しい料理を想像していたのだが、
かなりよく煮込まれたそれは赤ワインソースの重厚さを感じさせながらどこか整然としている。
今まであまり口にしたことのない香辛料が含まれていると思われるソースがよく染みた肉は、とても柔らかい。
これは今までに味わったことのほとんどない種類(次元ではない)の美味しさだ。


いかんせんフランス料理店はまだまだ経験が浅いこともあって、
料理名、調理法、素材(特に香辛料)なんかは、まだ自分の中で言語化されていないものがほとんど。
ワイン選びにしてもたかだかブドウの品種を覚えただけでも選ぶ基準が出てくるように、
料理に対する色々な言語を身につけることによって、
選ぶ楽しみを得るだけでなく、1度気に入ったものをもう1度味わったり、
新たな広がりを持たせていく際の手がかりとしていければ良いな、と思う。

実践を重ねて学習していくのが1番手っ取り早いのだろうが、
フレンチはそれなりに値もはるので、やはり本やネットでちょっとずつ勉強もしなきゃな、と。
こうやって自分の未熟さを再認識することもとても重要だと思うので、
多少ヤラレ気味になったりすることがあっても、今回のように背伸びした飲食も悪くないものだと思った。
[PR]

by ksk_com | 2005-03-30 23:16 | 外食 【フランス料理】